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目次
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第二編 先史の札幌
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第四章 続縄文時代
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第三節 遺構
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市内の竪穴住居
◇第二号竪穴住居跡
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長径七・三メートル、短径五・七メートル、深さ一〇センチメートル弱の規模で、楕円形プランを呈している。床面中央に石囲い炉が設置されており、壁の周囲には一一本の柱穴がめぐる。石囲い炉の周辺には焼けた獣骨片が若干検出され、土器・石器は床面から非常に多く得られている。深さが一〇センチメートルと非常に浅いのは、遺跡全体が耕作、さらに客土の土を採取したため住居跡の上部が大きく削り取られていたためである。