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目次
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第六編 道都への出発
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第五章 教育の充実
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第一節 初等教育施設の増加
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一 初等教育行政の転換
小学校教則
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二十八年三月、道庁は庁令第一〇号で「
小学校教則
」を制定した。ここでは尋常小学校を第一類と第二類に分け、第一類の修業年限を三~四年とし、第二類を二~三年と定め、さらに第一類の教科目を修身、読書、作文、習字、算術、実業、裁縫(女子)、体操とし、土地の情況によって日本地理歴史(修業年限三年の場合は加えず)、唱歌の一科または二科を加え得ると定め、第二類は修身、読書、習字、算術、実業、体操と規定した。また同年同月に「小学校修業年限指定標準」を定め、これによって各小学校の修業年限を伺い出ることとした。