[標題紙]
口絵
第五回配本にあたって
例言
新札幌市史 第三巻 通史三/総目次
第七編 近代都市札幌の形成
第一章 札幌区の成立
第一節 北海道区制と札幌
一 拓殖の進展
区制期
北海道の札幌
大なる田舎町
近代都市
二 自治権の要求
二つの運動
自治論の特徴
井上内相の意見書
政府の方針
三十年区制
市制運動
函館請願の採否
三 新札幌区の誕生
区制準備
施行延期
三十二年区制
区制の特徴
第二節 区役所と区会
一 区役所の設置
区制施行
区域と住民
庁舎と位置
区長
職員と機構
二 区会の開設
初選挙
初区会
区会議員
区会
委員会
財務
三 政党政派
北海道同志俱楽部
憲政党札幌支部
新支部
札幌実業協会
立憲政友会札幌支部
諸政派
道会・衆議院議員
第三節 行政司法等の機関
一 道庁立地論争
区制以前
区政の懸案
札幌立地
二 諸官公署
行政機関
司法機関
税務等の機関
軍事機関
第四節 都市計画的事業の形成
一 区会内の委員会と都市計画的事業の調査
区制諸問題調査建議
諸委員会と調査事項
臨時経画調査委員
調査活動
統計調査
区勢調査
二 都市計画的行政の施行
(一)生活基盤整備
上下水道の設置と都市
上水道の設備計画
下水の整備
区内道路の整備
(二)都市的機能整備
公園の設備
札幌区の公園経営計画
明治四十年の公園計画方針
公園其他設営調査委員
札幌区の除雪行政
街路への散水
車道・人道と左側通行
第五節 都市札幌の形成と建物
一 札幌の市街地拡大と都市景観の形成
(一)市街地の拡大と境界変更
市街地の拡大
境界変更
(二)都市景観の形成
札幌の都市形成意識の視点
衛生観念と都市景観
都市の醜景と遊廓の機能
遊廓の移転
区民の行政認識の発展
札幌の都市景観形成の思想
二 札幌の都市景観と建物
(一)札幌の都市景観
開拓使時代の景観
札幌区実地明細絵図
大通の景観
西四丁目通(停車場通)の景観
(二)レンガ造建築物
札幌レンガ造第一号
札幌産レンガ製造への模索
札幌近郊のレンガ製造
北海道庁赤レンガ庁舎
札幌の主要レンガ造建築
(三)札幌の石造の建築物
札幌付近の石材の発見
開拓使札幌本庁舎の石材使用
穴ノ沢の軟石と石造倉庫
石造家屋建築費の貸与
豊平館、道庁赤レンガ庁舎の石材使用
石材産出と石造建築
代表的な石造建築物
石材の運搬軌道
組積造の終焉
【主要参考文献・史料】
第二章 諸町村の近代化と行財政
第一節 ムラの変貌と近代化Ⅰ
一 札幌村
札幌村の概況
都市近郊農村の特性
苗穂新道の札幌区編入
都市化する村西部
二 篠路村
篠路村の概況
明治三十一年の大洪水
たび重なる洪水
二級町村制の施行
〝小作村〟
〝燕麦村〟
茨戸市街と本村市街
三 琴似村
琴似村の概況
琴似村の社会構成
都市化する「風俗」
分村問題
新琴似
篠路兵村
四 手稲村
手稲村の概況
軽川市街
上手稲と分村運動
手稲村の発展
第二節 ムラの変貌と近代化Ⅱ
一 藻岩村
都市化する山鼻兵村
藻岩村の成立
「円山村独立陳情書」
藻岩村の農業と朝市
二 豊平村・豊平町
豊平村、豊平町の概況
市街化の大字豊平村
独立村問題と豊平市街の札幌区編入
大字月寒村
大字平岸村
簾舞
定山渓と定山渓温泉
鉱山町の出現
三 白石村
白石村の概況
小野幌の白石村編入
水害
大正二年の大凶作
生産総額の推移
四 諸町村の比較と特性
札幌圏の生成
人口推移
生産額と産業形態
五 各種の団体と運動
戊申詔書
貯金組合と納税組合
「戦後経営」と「民力涵養」
第三節 町村の行財政
一 北海道一、二級町村制
町村制の整備
新制度の内容
施行地
二 町村役場と町村会
町村役場
町村会
第三章 産業化の模索と進展
第一節 工業
一 繊維工業
帝国製麻の成立
帝国製麻の営業と札幌工場
製糸・織物業の挫折
製綿・メリヤス・製綱の勃興
二 食品工業
大日本麦酒札幌工場
酒造業
製粉業
三 機械工業、木材工業
札幌工作株式会社
鉄道院札幌工場の成立
札幌木材株式会社
第二節 鉱業・エネルギー産業
一 鉱業
豊羽鉱山
手稲鉱山
二 電気事業
北海電気の成立
札幌水電の成立
札幌水電の事業
第二発電所建設
第三節 札幌の農業
一 札幌の農業の特徴
都市と農村との分離
石狩川最下流域の農業
畑作・畜産の奨励
日露戦後から第一次大戦までの札幌の農業
二 農業開発の進展と農業生産の変化
耕地開発の進展と土地所有
農家構成の変化
作物構成の変化
三 近郊野菜生産の拡大
野菜生産の拡大
野菜作経営の実態
野菜に関する組織
四 移輸出野菜としてのたまねぎ産地の確立
たまねぎの産地化
市場の動向
販売組織の動き
五 軍用燕麦納入と産業組合の設立
燕聯の発足
「燕麦組合」の設立
その他の産業組合と農会
第四節 札幌の畜産と酪農
一 畜産の拡大と牧場経営の実態
畜産業の動向
大規模牧場の変化
二 乳用牛の導入と生産主体
市乳販売と搾乳業
煉乳会社の設立と酪農民の組織化
ブリーダー牧場の概況
酪農経営の成立
三 酪農の指導組織と札幌酪農組合の誕生
札幌産牛畜産組合
札幌酪農組合の誕生
第四章 資本主義確立期の経済
第一節 産業構造と景気変動
一 札幌の産業構造
商業都市から工業都市へ
北海道における札幌の位置
二 札幌の景気変動
札幌経済の長期的変動
物価と賃金の動き
日清戦後から日露戦争期
一九〇七年恐慌と札幌大火
大正二年大凶作
大戦ブームから戦後恐慌
第二節 商業と流通
一 貨物集散と倉庫業
鉄道貨物の動向
貨物集散
倉庫業の成立
二 卸売市場の動向
魚市場
青物市場
三 各種商業者の動向
商業者の分布
今井百貨店の成立
同業者団体の活動
第三節 札幌金融市場の形成
一 北海道拓殖銀行の成立と営業状況
設立の経過
営業状況
不動産抵当貸付の意義
二 北海道貯蓄銀行の休業
明治四十一年の休業
救済委員会の整理案
道庁の介入と拓銀による整理案
拓殖貯金銀行への改組
三 札幌金融市場の動向
札幌区所在銀行の営業
札幌手形交換所の設立
第四節 札幌商業会議所の成立
一 商業俱楽府の会議所設立運動
商業俱楽府の発会
商業会議所設立の機運
会議所の設立認可基準
俱楽府の構成メンバー
俱楽府の改造と会議所設立問題の再燃
会議所設立の不認可
商業俱楽府規則の改正
二 札幌商業会議所の設立
会議所設立の申請
特例の設定
三 会議所の議員選挙
第一回議員選挙
中正会
元同志会派と各商業組合との合同
元同志会派の大勝
予選による議員選挙
議員選挙における支持母体
予選による弊害
四 会議所の活動
会議所の事務権限
会議所の運営
経費の滞納理由
滞納経費請求の訴訟事件
会議所の復権
第五章 交通・通信の近代化
第一節 輸送機関の整備と近代化
一 鉄道の国有化と鉄道施設の整備・増設
(一)鉄道の管理体制整備と国有化
鉄道管理体制の整備
炭礦鉄道国有化の動き
国有鉄道の体制整備
(二)鉄道・駅の整備・増設と定山渓鉄道
札幌駅の乗客数と貨物
札幌停車場の整備と新築
踏切等の設備
白石停車場の新設
定山渓鉄道の敷設
二 馬車鉄道の敷設
(一)市街馬鉄
市街馬車鉄道の敷設計画
石山山鼻間の軌道敷設
札幌石材馬鉄会社の設立と軌道計画
区会での軌道不許可
札幌市街の軌道敷設
(二)札幌茨戸間馬鉄
札幌茨戸間の馬車鉄道
札北馬鉄と沿線住民
札北馬鉄の営業
(三)豊平方面の馬鉄
北海道石材の馬鉄
豊平月寒馬鉄計画
三 馬車・人力車・自転車
馬車・人力車・自転車
馬車(馬橇)と人力車
軽川石狩間の馬車輸送
自転車の普及
四 輸送路の整備と飛行機の登場
札幌茨戸間の運河
連絡道路の整備
橋の整備
飛行機の登場
第二節 通信事業の整備と発達
一 通信制度の変遷
通信官署官制
通信官署官制の改正
地方逓信官署官制の制定
地方逓信官署官制の改正
二 札幌の郵便
札幌の郵便局
郵便量の変遷
札幌郵便局舎の焼失と建築
三 電報・電話の発達
電報と電話
電話設置希望の増加
電報・電話利用の増加
第六章 社会問題の諸相
第一節 日露戦争下の札幌
一 日露戦争をめぐる人心
日露戦争と札幌
開戦の報
旅順海戦祝勝会
遼陽戦勝祝賀会
旅順戦勝祝賀会
日本海海戦の戦勝祝賀会
二 「軍国体制」の形成
第二五聯隊の出動
新琴似兵村からの出兵
北海道尚武会
奉公義会
神社・寺院の支援活動
北海道製麻会社の増産と職工
戦死者の葬儀
相次ぐ「公葬」と〝英霊〟の奉祀
三 戦争の傷跡
困窮する出征軍人家族
遺族と傷痍軍人
〝大屈辱条約〟
十一州同志記者大会と道民大会
凱旋軍隊歓迎会
第二節 近代過程化の労働問題
一 製麻会社の職工
職工の待遇問題と労働状況
職工の募集
賃金問題と労働時間
衛生問題と工場医療
寄宿舎の食事
職工の取締り
職工の居宅と勤続年数
製麻会社の共済会と「掖済事業」
二 労働組合運動の先蹤
鉄工組合第三十五支部の結成
支部の活動
労働者懇親会と北海道労働組合
札幌の職工数
三 職人と使用人の奨励
職工組織と職能組合
同業組合の職工・徒弟管理
雇人奨励会と使用人奨励
第三節 小作問題の台頭
一 明治後期の小作事情
札幌の農場と小作制
前田農場の経営状況
前田農場章程
小作取締規則
小作人相互規約
二 小作争議の発生
(一)小作争議の全道的状況
北海道の小作争議
地主会と小作人組合
札幌村地主会
丘珠村小作人聯盟
(二)篠路村・拓北農場争議
拓北農場の争議
争議の背景
岩崎久弥の買収
拓北農場の設立
大正初期の拓北農場
篠路支場の状況
大正二年の紛争
拓北農場の売却問題
小作人大会の開催
岩崎家との交渉
(三)丘珠村・許士農場争議
丘珠村の争議
許士農場の設立
丘珠御料地払下問題
大正九年の選挙と許士善太郎
臨時村民大会の開催
信愛会の結成
神楽村御料地争議との連動
第四節 社会主義運動
一 社会主義思想の紹介と理解
蛎崎知次郎と西川光二郎
社会主義者の来札
「社会問題欄」
新聞記者と社会主義
社会問題研究会
予は如何にして社会主義者となりし乎
二 平民新聞読者
平民新聞創刊
非戦運動
読者会
疑問の人物
社会主義者への迫害
三 日本社会党の結成と解消
入党と非加盟
社会主義研究
社会主義の新聞
啞蝉坊来札
札幌を追われて
四 社会主義冬の時代
皇太子行啓と社会主義者
社会主義からの転向
社会主義の灯
五 社会主義運動復活
民本主義
労働者と社会主義
社会主義者と米騒動
六 社会主義者と無政府主義者
主義者を見る眼
麗沢会結成
平原社の人々
創建社の集い
無政府主義者の流入
井田菊蔵と金田日出男
第五節 青年団と在郷軍人会
一 青年団
日露戦後と国民統合
烈々布青年会と篠路歌舞伎
日露戦後の烈々布青年会
青年会から官製の青年団へ
大正大礼と国民統合
大正四年全道青年会連合大会
青年団の活動
二 在郷軍人会と日本弘道会
在郷軍人会の成立
大正期の在郷軍人会
日本弘道会札幌支会
三 忠魂碑・記念碑
地方改良運動と顕彰
地域の諸相
第六節 札幌とアイヌ問題
一 札幌とアイヌ民族の諸相
札幌でのアイヌ民族の足跡
興業としてのイオマンテの挙行
アイヌ小学校の修学旅行
二 幻の「北海道旧土人救育会円山学園」設立計画
北海道旧土人救育会の創立と小谷部全一郎
小谷部の建議
創立の契機としての「近文アイヌ給与地問題」
「主唱者」とアイヌ民族との関連
組織の確立と役員の構成
創立の目的と「救育」の論理
アイヌ実業補習学校の円山村設立計画
円山村選定の理由
北海道支部の役員構成
内務省の反対
第七章 社会生活の変貌
第一節 明治末期札幌の諸相
一 日露戦争と市民生活の逼迫
日赤道支部の活動
あおられる愛国心
あわれなる留守家族の実情
救護組織と救護の実態
二 戦前・戦後のくらし
勤倹貯蓄の奨励
戦争の翳りと暮らしへの影響
生活のなかの儀式と遊興
三 道都としての風格
都市のシンボル
すまいの思想
日常生活の変貌
札幌遊覧案内
第二節 職業の安定と貧困問題
一 生活難と民衆
職業構成の変化
貧困者の群
貧民救済施設
都市細民の実体
二 社会事業の公共化
社会事業
社会係
行旅病人救護所
公設市場
職業紹介所
住宅組合
庁立感化院
授産場
札幌育児園
細民調査事業
三 廃娼問題
大審院判決と自由廃業
営業主の巻返しと廃業娼妓
娼妓の実態
娼妓の賦金
廃娼運動
第三節 女性の社会活動と職業婦人
一 日露戦争と女性団体
愛国婦人会
帝国婦人協会
篤志看護婦人会
その他の女性団体
二 さまざまな女性団体
仏教系女性団体
基督教婦人矯風会
地域女性団体
三 女子労働者の実態
製麻女工
製糸女工
麦酒工場の女工
その他の女工
内職の奨励
経木真田(きょうぎさなだ)
レース・毛糸編み
刺繡
染織・機織
四 職業婦人の出現
出現の背景
産婆
教員
看護婦
電話交換手
女子駅員
女子事務員
女店員
その他の職業婦人
第四節 都市化と市井の不安
一 米騒動の影響
全国の動き
札幌の米価高騰と区民
米価対策と廉売
札幌区匡済会
米価高騰の結末
二 都市生活の諸問題
都市の排出物
公営汚物処理
公設便所
墓地と火葬場
三 伝染病と保健衛生
伝染病
その他の流行病
防疫態勢
四 火事と水害等
火事の記録
消防態勢と防火
暴風と水の被害
雪害
第五節 博覧会と市民生活
一 大正の幕開けと市民生活の変貌
大正の幕開け
大正の暮らし
文化生活
生活改善展覧会
左側通行
時間励行
二 大戦の影響
成金の輩出
戦争の翳り
移民の流入
人事相談所の開設
三 開道五〇年記念北海道博覧会
開道五〇年記念事業
開幕まで
さまざまな問題
開会の日
施設と観客
種々の催しもの
道博の遺産
四 大正風俗誌
馬鉄から電車へ
キャンディからキャラメルへ
定山渓鉄道
活動写真等
呉服店から百貨店へ
和装から洋装へ
第八章 国民統合と教育
第一節 初等教育の諸相
一 初等教育行政の諸問題
第三次小学校令と札幌
就学督励と「名誉旗」の授与
札幌区の学齢児童の増加と初等教育機関の整備
二部教授
尋常科の授業料徴収制の実態
二 初等教育の内容
『北海道用尋常小学読本』の編纂意図
日露戦争と小学校
戊申詔書と小学校
三 少年少女の進路と文化活動
小学校卒業後の進路
入学試験
『少女世界』愛読者会
第二節 中・高等教育機関の整備
一 中学校教育の拡大と定着
北海道庁立第二札幌中学校の設立と「中等学校設立期成会」の活動
私立北海中学校
二 女子中等教育制度の形成
北海道庁立札幌高等女学校の設立と良妻賢母主義教育
私立北星女学校と私立北海高等女学校
札幌区立女子職業学校
三 東北帝国大学農科大学の成立
札幌農学校の大学昇格運動
大学昇格の具体化
札幌農学校の大学化の理由
第三節 通俗図書館の成立
一 明治三十年代の公共図書館設立論
安東嵩村の図書館設立論
三五四八生の図書館設立論
二 北海道教育会附属図書館の成立
設立の経緯
開館直後の利用状況
旧露清語学校への移転
時計台への移転
図書館活動の近代化
三 区立小学校附属図書館の設立
北九条尋常高等小学校附属通俗図書館
戊申文庫
明治末期の札幌区民の読書傾向
第九章 さまざまな文化活動
第一節 文学活動
一 短詩型文学
俳句結社の増加と運動の本格化
有力俳人の来札と札幌の俳壇
郷土俳句の成立
札幌興風会の結成
短歌活動の活発化
川柳の団体の成立
二 小説
文芸同人誌刊行の盛行
有島武郎など
詩学研究会の結成と豊水吟社の再興
新聞小説
第二節 演劇・美術・音楽等の活動
一 演劇
明治三十年代の演劇界
四十年以降の来道劇公演等
演劇運動の成立
外語劇と演劇団体の結成
農村の歌舞伎
二 美術
日本美術院北海道美術展覧会
絵画展覧会
北斗画会の結成と活動
黒百合会の結成と活動
エルム会など
書画会など
林竹治郎と菅原翠洲
三 音楽
慈善等の音楽会
音楽隊等の成立と活動
音楽家の来札演奏
音楽諸団体の結成と活動
謡曲(邦楽)
琵琶など
第三節 出版文化と新聞
一 出版文化の興隆
出版文化の担い手
冨貴堂
維新堂
文光堂
自治堂
同業者組合
印刷
二 新聞・雑誌の発行
雑誌か新聞か
雑誌
郵税の廃止
新聞
札幌記者俱楽部
三 絵葉書に見る文化の世相
絵葉書の流行
展覧会
郵便局(逓信省)発行の絵葉書
第一〇章 宗教活動の社会的展開
第一節 神社と国家神道
一 札幌の神社
国家神道と札幌
官幣大社札幌神社
北海道の官幣大社
札幌神社と台湾神社
新社殿の造営
日露戦後の札幌神社
札幌神社祭典
神社制度
札幌の諸神社
二 神道儀礼
招魂祭・忠魂祭
軍隊と神道儀礼、藩祖祭
大正四年大正大礼と国家神道
初詣・神前結婚式の創出
第二節 寺院と「市民仏教」の展開
一 寺院・仏教と地域社会
〝宗都〟──札幌
相次ぐ新寺の創立
〝門徒王国〟
諸村の宗派割合
農場の宗派割合
札幌区の仏事暦
教団・教派幹部と高僧の来札
二 日露戦争下の寺院と仏教
「宗教戦争」
戦勝祈禱会
戦意高揚
戦死者追吊会
献金と軍人家族救護
三教合同の北海道宗教大会
三 仏教団体と「市民仏教」
仏教団体の生成
婦人会組織の創設
諸寺の講組織
北海仏教団
第三節 キリスト教の伸展と教会の確立
一 二十世紀初頭のキリスト教
全国の趨勢
道内における札幌の教会の位置
二 二十世紀大挙伝道と教会の成長
大挙伝道の展開
大挙伝道と教勢の伸張
自給と協同
三 新しい伝道の勢力
浸礼、末日聖徒、東洋宣教会の進出
フランシスコ会の参入
日露戦争前後のハリストス正教会
四 市民への浸透
教勢の推移と「クリスチャン」層
日露戦争と協同伝道
社会活動の諸相
北星女学校・幼稚園・日曜学校
五 多様化する教会の諸相
札幌基督教会同盟の発足
ルーテル、セブンスデー、救世軍の進出
第一次世界大戦後のカトリックの活動
ロシア革命とハリストス正教会
「札幌の教会、教会の札幌」
図版・写真・表組一覧
刊行の趣旨(昭和五十六年九月十八日)
[◇懇談会委員・編集者ほか]
[◇巻構成]
[奥付]