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目次
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第七編 近代都市札幌の形成
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第六章 社会問題の諸相
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第四節 社会主義運動
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四 社会主義冬の時代
社会主義の灯
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社会主義冬の時代の札幌で、社会主義の宣伝を行っていたごく少数の人がいた。ひとりは富山の薬行商人であった
正満又七
である。北海道を行商するかたわら、社会主義の同志を訪問していた。尾行付の薬屋として評判であった。もう一人は、啞蝉坊の弟子の
渋井福太郎
であった。しかしふたりとも定住者でなく、影響力は小さかった。