[標題紙]
グラビア
第八回配本にあたって
例言
新札幌市史 第五巻 通史五(上)/総目次
第九編 大都市への成長
序章 占領期から百万都市へ
一 占領期の遺産
ララ救援物資
占領期福祉政策
医療・教育政策
アメリカ文化の受容
接収物返還運動
二 札幌圏一極集中の開始
札幌の人口動態(二二万都市から一〇〇万都市へ)
一極集中の背景と中枢管理機能
道内市町村と過疎の進行
農業生産地から住宅地化へ
政令指定都市へ向けて
【主要参考文献・史料】
第一章 戦後札幌の市政と行政
第一節 占領下の市政と行政
一 占領軍の進駐と軍政
占領軍の札幌進駐前史
先発隊の派遣
札幌進駐への準備
渉外課の新設
第九軍団の進駐
占領軍の交代
キャンプ・クロフォードの建設
軍政機構
軍政の様相
CICとCCD
札幌市と軍政
日米団体関係諮問会議
日本軍隊の解体
復員
公職追放
二 敗戦直後の札幌市政
上原市長の就任
敗戦時の市政運営機関
上原市政と食糧問題
産業振興委員会
政党の結成
戦後初の総選挙
吉田内閣倒閣運動
上原市長の辞任
三 地方制度改革と市政の民主化
四月選挙
戦後初の市議会議員選挙
高田市長の就任
臨時振興専門委員会
市行政機構の拡張と機構改革
「明朗な市政」に向けて
市議会の組織と運営
第一期高田市政の事業
四 公区廃止と出張所の設置
終戦後の公区・連合公区
公区制度の改革
公区制の廃止・市民会の創出と挫折
臨時吏員派出区の設置と廃止
支所設置問題の紛糾と出張所の設置
五 札幌市警察の設置と廃止
敗戦後の警察
自治体警察への転換
札幌市警察署の発足
市警察本部と北警察署
警備警察の活動
公安条例の制定
札幌市警察の廃止
警防団の改革
札幌市消防本部・消防団の設置
第二節 札幌市の拡大と市政
一 高田市政の継続と都市建設
高田市長の再選と市議選
市議会の会派構成
市の財政難
市議会の機構整備
市議会の地方自治縮小反対運動
地域住民組織の簇生
自衛隊設置と基地
高田市長の三選
市議会会派の離合集散
五五年体制成立までの札幌の総選挙
都市建設事業と総合都市計画
高田市政の足跡
二 札幌市域の拡大
白石村の合併
札幌村・琴似町・篠路村の合併
豊平町の合併
手稲町の合併
第三節 高度経済成長と札幌市政
一 原田市政の誕生と新たな都市建設計画
昭和三十四年の市長選
市議選の結果
原田市長の就任
主要事業一〇年計画
事務機構の局制の採用
住民対話と広報活動
町内会の定着
市議会の会派構成とその変動
市政における保革対立
二 新産業都市指定と市政の対立
原田市長の再選と市議選
市議会会派の変化
新産業都市の指定と札幌市建設六年計画
公共料金値上げ問題
市議会運営の変化と審議会・協議会
市民憲章の制定
三 都市建設の進展と原田市政の位置
原田市長の三選と市議選
五五年体制下の札幌の総選挙
札幌市建設五年計画
原田市政の都市建設
第四節 国際交流と札幌オリンピック大会
一 国際交流の開始と広がり
進駐軍との交流
CIE図書館とアメリカ文化センター
その他の国際交流
二 姉妹都市提携
外国都市との交流
ポートランドとの姉妹提携
三 第五回冬季オリンピックの開催決定と返上
第一二回オリンピック大会の東京開催
開催決定と準備
前途の暗雲と大会中止
四 第一〇回大会の招致
招致まで
立候補の表明
招致活動
落選後の動き
五 第一一回大会の招致と開催決定
再度の立候補
札幌招致委員会
札幌開催の決定
開催の準備
オリンピック協力会の設立
建設事業と住民との軋轢
オリンピック施設の完成
開会
閉会
オリンピックの成果
第二章 札幌市の財政政策
第一節 戦後復興―安定期の財政政策
一 歳入出の概観
敗戦後の地方財政
統計的概観
二 戦後復興期の予算編成
復興と主要事業費
相次ぐ増税と徴税の不振
三 シャウプ勧告と新規事業五年計画
昭和二十五年度予算の編成
道路整備の重点化
四 市財政の安定と都市計画
教育と土木事業の展開
都市計画税の導入
特別会計・企業会計の動向
第二節 高度経済成長期の財政政策
高度成長期の地方財政
市財政の概観
二 都市計画事業と市財政
「札幌市主要事業一〇年計画」
「札幌市建設六年計画」
事業会計の赤字
三 オリンピックから福祉政策へ
札幌オリンピックと「札幌市建設五年計画」
諸施設の建設
福祉政策の基盤整備
第三章 札幌市の発展と街づくり
第一節 札幌の街づくり計画
一 『新規事業五年計画』による街づくり
札幌市臨時振興専門委員会の都市計画案
『新規事業五年計画』と街づくり
二 『主要事業一〇年計画』による街づくり
都市計画協議会の設置
『札幌総合都市計画』
『主要事業一〇年計画』の策定
三 様々な街づくり協議会などの活動
札樽経済協議会
道央広域都市建設計画連絡協議会
札幌都市計画連絡協議会
札幌圏広域都市計画協議会
四 『道央新産業都市における札幌市建設六年計画』による街づくり
新産業都市建設の指定と『札幌建設基本計画案』の策定
『道央新産業都市における札幌市建設六年計画』の策定
五 オリンピックと『札幌建設五年計画』の策定
オリンピックと街づくり
『札幌市建設五年計画』の策定
第二節 街づくり事業の展開
一 継続されていた都市計画事業
二 疎開跡地の整理と市内道路の整備
疎開跡地の整理
都市計画街路の整備
道路・橋梁の整備
市中道路の舗装と街路網の整備
三 市街地の拡大と整備
市街地の拡大
土地区画整理事業の展開
住宅団地の建設
四 都市機能の整備
駅前通の拡幅と都市再開発
公園と緑地の整備
除雪事業の拡大
五 上水道網の拡張
上水道拡張の開始
上水道の拡張
各地域の水道
六 下水道網の整備と下水処理
下水道の修復から整備
下水道網の整備と終末処理場の建設
七 その他の都市施設
し尿処理場と塵芥処理場
火葬場と墓地
第三節 交通の再編と通信
一 市内の交通網の拡充と再編
市内交通機関の復興
市内交通機関の拡大とバス路線の争奪
地下鉄の開業と交通網の再編
二 鉄道と航空
運行の復興と電化
札幌駅などの改築
定山渓鉄道の廃止と実現しなかった鉄道計画
国内航空の再開と丘珠空港整備
三 郵便局と電話の増設
郵便局の増設
電話の増加
第四章 戦後改革と経済
第一節 戦後改革から戦後復興へ -工業を中心に-
一 工業の復興
産業構造の変化
工業の概況
工業地帯構想
二 財閥解体と軽工業の復興
雪印乳業の成立
ビール
製麻
毛糸紡績
食品工業
木材工業
三 重化学工業の復興
金属工業
機械工業の経営危機
重化学工業の経営合理化
化学工業の展開
第二節 戦後金融改革と札幌の金融
一 金融の再建整備と発展
戦後の混乱と札幌預貸状況
拓銀の再建整備と普通銀行転換
北洋無尽の発展と預金業務開始
復興金融金庫札幌支所開設
その他の銀行等の札幌進出状況
二 朝鮮戦争と金融整備
金融制度整備と札幌預貸状況
北海道拓殖銀行の普銀転換と都銀加入
札幌証券取引所開所
北海道銀行の設立
北海道無尽の設立と相銀転換
北海道信用保証協会の設立
その他の庶民金融機関
本州系銀行等の札幌進出状況
第三節 商業の再生
一 生活物資の流通統制
敗戦直前の転廃業
闇市対策
配給制度の改革
復興にむけて
二 流通統制の解除
商業の実態
市内の物価
卸売市場の創設
露店問題と市の対応
三 商業の回復と発展
ステーションデパートの開業
創成川畔露店問題
更生市場と巡回露店市
民間市場の郊外進出
デパートの拡充
本州商社の札幌進出
第四節 農地改革
一 緊急開拓
戦後開拓の意味
北海道への集団帰農政策
拓北農兵隊
手稲隊の入植
白石隊の入植
戦後開拓の開始
札幌の戦後開拓
開拓地の諸相
開拓農協の設立
二 農地改革
農地改革の意味
GHQの土地政策
第二次農地改革の開始
札幌の農地改革
札幌村の場合
篠路村の場合
琴似町の場合
手稲村の場合
豊平町の場合
白石村の場合
第五節 農業
一 変動する農業情勢
戦後農業史の時期区分
二 戦後復興期の農業
食糧危機と供出制度
さまざまな農業振興策
札幌市農業振興共進会
モデル農園事業
品種改良と病虫害防除
土地改良事業
園芸農業の振興
畜産の振興
農業構造と農業生産
第六節 札幌財界の成立
一 戦前の札幌商工会議所と北海道商工経済会の解体
札幌商工会議所から北海道商工経済会へ
北海道商工経済会の解体
二 経済団体の再出発と諸団体の創設
第二次公職追放(地方パージ)と札商ビルの接収解除
新生札幌商工会議所の設立
北海道商工会議所の設立
北海道商工会議所連合会の創立
北海道商工会議所と北海道商工会議所連合会との合流
その他の経済団体
三 札幌商工会議所の商工政策と組織の安定
商工政策の展開
『さっぽろ経済』その他の発刊
札幌青年会議所と婦人経営研究会の設立
手稲町商工会、豊平町商工会との合併
北海道産業会館、北海道経済センターの建設
第五章 高度成長期の産業発展
第一節 工業化の進展
一 札幌市工業の課題
生産都市の夢
各業種の動向
付加価値の測定
二 食料品工業の設備拡充
ビールの寡占的競争
清酒の減退
焼酎
清涼飲料
雪印乳業とクロバー乳業の合併
パンと菓子
三 工場立地と工業団地の形成
工場の新設、移転
工業地帯の条件
札幌綜合鉄工団地の形成
木工団地
第二節 土木・建設業
一 土木・建設業界
土木・建設業の急成長
過当競争と組織化
地元建設会社と主な工事
本州建設会社の進出
二 百万都市への胎動
ビル・ラッシュ
支店経済の形成
第三節 高度成長と金融システムの変容
一 高度成長と金融構造変化
高度成長から証券不況へ
札幌の預貸状況と信用保証状況
手形交換高と証券売買高
北海道東北開発公庫の設立
道内四行の業況
北海道労働金庫の業況と不良資産問題
本州系銀行および政府系金融機関の札幌進出状況
二 ドルショックと金融システムの変容
いざなぎ景気からドルショック・円切り上げへ
金融システムの変容
札幌預貸状況と信用保証状況
政府系金融機関の業況
北海道労働金庫の預貸状況
本州系銀行の札幌進出状況
札幌市内金融機関数推移
第四節 流通革命のはじまり
一 中央卸売市場の開場と物価問題
開場まで
場外市場問題
物価問題
二 流通機構の変化
小売市場の乱立
デパートへの対抗
スーパーマーケットの出現
小樽から札幌へ
第五節 観光産業と飲食業の伸展
一 観光産業の整備拡充
戦後観光のあゆみ
観光行政の開始
観光事業の復活と振興
近郊の観光―定山渓温泉
近郊の観光―手稲町、その他
観光客の増加と宿泊施設の増設
観光被害
みやげ品とサービス
観光資源の多様化
二 飲食業の伸展
料飲店の営業停止
料飲店の営業再開
よみがえるススキノ歓楽街
郊外に生まれる繁華街
第六節 札幌の鉱業
一 手稲鉱山の再開と閉山
戦後の経営の変遷
鉱害と事故
閉山
二 豊羽鉱山の再開と発展
戦後復興と豊羽鉱山株式会社設立
坑内取り明けと生産再開
赤字決算から黒字へ
労働組合の結成・分裂・統一
生産量と従業員推移
鉱山街の形成
事故と水質汚染問題
三 その他の鉱山
その他の金属鉱山
茨戸油田
第七節 エネルギー産業
一 電気事業
電気事業再編成問題
北海道電力の誕生
電力危機の克服
電気事業の発展
農村電気施設導入事業
二 ガス事業
終戦直後のガス事業
ガス事業の発展
第八節 農業
一 高度成長期の農業(農業振興策)
新農村建設総合対策事業
農業構造改善基礎調査
札幌市域農業振興対策基礎調査
農業センターと農林会館
農業基盤整備
農業振興対策資金融資制度
農業団体
二 高度成長期の農業(農業構造と農業生産)
農家戸数・農家人口と農業従事者
経営耕地面積
農地の潰廃・転用
農作物作付面積
農業粗生産額
稲作の動向
米の生産調整
蔬菜栽培の動向
果樹栽培の動向
花き栽培の動向
酪農・畜産の動向
第六章 戦後の市民生活と社会運動の展開
第一節 市民生活の混乱
一 戦争の傷跡
敗戦の日(八月十五日)を境に
戦没者の数と遺族たち
「戦争未亡人」・母子家庭問題
戦災者・引揚者・復員者
中国人・朝鮮人労働者の送還
二 市民生活の混乱
食糧危機
生活物資の窮乏と進むインフレ
戦災孤児・浮浪者の流入と失業救済
第二節 戦後の社会問題
一 荒廃する社会秩序
軍隊の解体による隠匿物資
在日朝鮮人組織の結成
在日朝鮮人集団帰国後の組織活動
二 進駐軍と市民生活
進駐軍の民間施設接収と破壊
進駐軍労務傭員
基地建設とタコ部屋解体
刑務所受刑者による北海道開発名誉作業班
進駐軍犯罪
反米運動
三 ヤミ市と河原居住者問題
買い出しとヤミ市
不用品交換会と露店街
河原居住者移転問題
第三節 戦後労働組合の結成と運動の台頭
一 民主化指令と労働組合の結成
労働組合法制定と労働組合
企業別・事業所別組合の誕生
官業及び官公署関係組合
旧労働組合法下の組織状況
二 労働争議の発生と運動の展開
食糧難と争議の発生
大幅賃上げ要求の広がり
生産管理闘争の波及
三越札幌支店従組の経営管理
政府声明後の生産管理
メーデー集会の復活
食糧メーデーと食糧確保運動
道新「五三名事件」
十月攻勢と二・一ゼネスト
インフレと賃上げ争議の激化
三 占領政策の転換と組織の再編成
政令二〇一号と職場離脱
企業整備合理化と行政整理
レッドパージ
労組法改正と組織状況
民間組合再編と紛争議
総評と全道労協の結成
第四節 女性の解放と社会進出
一 女性議員の誕生と公職への進出
初の女性代議士に札幌から二人
初の女性札幌市議たち
道議会議員と婦人議員協議会
教育委員会など公職への進出
二 民主的女性団体の形成と活動
官製婦人組織への反発
自主的活動の発足
労組婦人部の誕生
「デモクラシイクラス」
婦人週間の行事
第五節 女性の人権確立に向けて
一 占領下の光と影
公娼制度廃止令
進駐軍特殊慰安施設(RAA)の設置と廃止
「夜の女」の増加と「風紀取締条例」の制定
二 売春防止法の制定
売春防止法の制定
道婦人相談所・市婦人相談室の開設と更生施設
第六節 占領期の衛生と医療
一 占領軍と札幌の衛生
伝染病の大流行と市民
占領軍による札幌の衛生調査と接収
進駐軍病院と札幌の歯科医師たち
急性伝染病とGHQ防疫対策
二 公衆衛生行政のスタート
札幌モデル保健所の開設
衛生組合の復活と解散
模範衛生地区の指定
性病の蔓延と対策
三 医療機関・団体の再編成
医療界の統制解除と札幌集中化
各種病院の動向
〔市立札幌病院〕
〔市立健民病院〕
〔市立厚生病院〕
〔陸海軍病院から国立病院へ〕
〔厚生連病院〕
〔勤医協病院〕
女子医専から札幌医科大学へ
札幌市医師会
保健婦助産婦看護婦法の制定と改正
日本看護協会北海道支部の結成
第七章 高度成長期の市民生活と社会運動の展開
第一節 講和条約発効から高度成長期の社会問題
一 多様化する社会問題
逆コースと新たな社会問題
朝鮮総連と韓国居留民団の活動
二 平和と社会運動(1)
平和運動と新左翼の台頭
六〇年安保阻止運動
三 平和と社会運動(2)
新たな反戦・平和運動の展開
学園紛争と七〇年安保改定阻止運動
白鳥事件裁判
第二節 労働運動の高揚と組織の拡大
一 企業整理と合理化の進行
企業倒産と人員整理
藤屋鉄工所労組の解散
企業合理化の進行
米軍撤退と全駐労札幌支部解体
景気後退下の賃上げ争議
二 高度経済成長下の労働運動
春闘のはじまりと展開
経済の拡大と争議の激化
市労連「お祭り争議」
帝繊労組札幌工場支部の消滅
高度経済成長期の運動と所得拡大
緊急失業対策事業の推移
三 民間中小組合の増加と組織問題
中小零細組合の急増と紛争議
組織の分裂と再編成
定鉄・市バス一元化問題
札幌地区労協の結成
道同盟札幌地区同盟の誕生
就業人口の増大と組合組織率
第三節 変容する衛生と健康
一 公衆衛生と健康
保健所の増設
赤痢と衛生協力会の結成
「蚊とハエのいない札幌市建設」運動
環境条件と消えていく疾病
結核の蔓延から撲滅へ
結核アフターケア
小児マヒ大流行
家族計画と人口政策
死因別の変遷と平均寿命
二 国民健康保険事業
国民健康保険事業の開始
三 清掃事業の推進
札幌市清掃条例の制定
従量制の実施から無料化へ
屎尿処理
第四節 社会福祉
一 戦後社会福祉行政の出発
生活保護法の改正
福祉事務所の設置と機構の変遷
二 低所得者福祉
要保護者対策
生業資金貸付制度
三 児童福祉・母子福祉・青少年対策
児童福祉
母子福祉
青少年対策
四 心身障害者福祉
身体障害者福祉
知的障害者福祉
五 民間社会福祉事業
社会福祉事業団体
民生委員・児童委員
六 高齢化社会と高齢者福祉施設
高齢者福祉事業
高齢者福祉施設
第五節 高度経済成長期の市民生活
一 変わる市民生活・衣食住
家計の変遷
食生活の変貌
家電製品の普及と生活の変貌
住宅問題
消費者運動の開始
二 女性団体の発展と変貌
北海道婦人大会・札幌
木曜会から札幌市婦連協へ
札幌の地域婦人会
母親運動の始まり
三 札幌市民としてのアイヌ民族
民族としての復権をめざして
来札以前の「故郷」の実態
札幌市在住ウタリ実態調査から
札幌市民として・アイヌ民族として
四 成長のはざまで―都市公害
騒音・煤煙・札幌市公害条例
第八章 教育の民主化
第一節 敗戦と占領教育政策
一 敗戦と当時の教育状況
「決戦教育」下の学校
敗戦と「玉音放送」
新教育への模索
食糧難と学校
二 占領教育政策の展開
連合国軍の札幌進駐と北海道地方軍政部
GHQの四大指令
軍政部の初期の学校視察
第二節 新学制の発足
一 小学校・中学校の設置
教育基本法と学校教育法
小学校の成立
新学制実施準備協議会の活動
札幌市の新制中学校設置の特色
新制中学校の開校と校舎不足への対応
PTAの設置と活動
教育課程の改革―新教育の展開
モデル・スクール
「札幌市の教育課程」の編成
新教育への批判―基礎学力の低下としつけ
学校給食
二 高等学校・大学の設置
新制高等学校の設置
高等学校の再編成
私立学校の動向
高等教育機関の再編と新制大学の設立
北海道学芸大学の設置
高校・大学の学生運動
三 教育委員会と教員
北海道教育委員会の設置
札幌市教育委員会の設置
教職員組合の成立と活動
教員の再講習
第三節 戦後教育の岐路と地域の教育問題
一 教育政策の「転換」
任命制教育委員会への転換
「道徳の時間」特設
勤務評定
定山渓事件
全国一斉学力テストの実施
合併と教育
二 地域住民の学校教育への意識
市議会への陳情・請願
周辺部の小学校の新設―白石地区を事例として
二部授業の実際
中心部の学校統合
学校設備の充実
親子給食の実施
PTAの教育費負担
三 進学熱の高まりと高校増設運動
高校入試制度と小学区制
高校増設運動
高校の急増対策と大学区制
漸減計画と高校の多様化
第四節 戦後社会教育の展開
一 社会教育行政の新展開
社会教育の地域性
成人教育の軸・成人学校
青年教育
婦人教育
PTAの活動
成人教育の広がり
二 社会教育施設の展開・拡充
公民館と地区集会所
豊平・手稲町の公民館
図書館
博物館
児童会館
三 民間の社会教育活動
公・民の労働者教育
地域の学習活動・教育研究運動
第五節 市民スポーツの成立
一 スポーツの復興と社会体育の再出発
GHQの教育の民主化とスポーツ
戦後社会体育の基調
二 市民スポーツ組織の再編とスポーツ施設の建設
戦後初期の札幌市の社会体育行政
札幌市体育連盟
市民スポーツ施設への関心
三 市民スポーツの促進
スポーツ振興法の制定
札幌市体育指導委員制度
体育振興会
四 スポーツの大衆化をめぐって
学校体育施設開放事業
第九章 市民の文化と活動
第一節 文学
一 散文、総合誌、職場文芸
戦後の文学状況
『北方風物』『大道』
『双眸』『赤煉瓦』
パネルディスカッション
『札幌文学』登場
『北大季刊』他
『くりま』
『北海道文学』と『位置』
『北方文芸』
二 短歌
第二次『原始林』
『楡』『羊蹄』
『新墾』『凍土』
『あかだも』『いしかり』
『輪』『氷河期』
『新凍土』『樹氷帯』
『緑礁』『彩北』
三 俳句
『葦牙(あしかび)』『はまなす』
『水輪』『北方俳句人』
札幌ホトトギス会
『獅子座』『楡派』
『礫(つぶて)』と北光星
『象』『広軌』『北の雲』
四 詩
『野性』『木星』
『日本未来派』『至上律』
療養所の詩誌活動
『眼』『季信』など
昭和三十年代の隆盛
昭和四十年代
五 川柳
『川柳さっぽろ』『川柳しろいし』
『川柳あきあじ』
六 児童文学
『北の子供』とプランゲ文庫
『北海道児童文学』『童話研究』
『森の仲間』『青い貘』
第二節 音楽
一 新たな息吹
荒谷正雄と札幌音楽院
放送管弦楽団と放送交響楽団
合唱連盟の設立
ハーモニカがいち早く復興
鑑賞運動のぼっ興
専門教育始まる
札幌オペラ研究会の輝き
二 拡充と専門化
市民会館の建設
吹奏楽にも復興の兆し
札響の設立
指揮者の交代
共演者の国際化
道二期会の発足
来演音楽会の増加
鑑賞団体の興隆
演奏家の輩出
マンドリン、ギター、アマチュアオーケストラ
全国に羽ばたく合唱
第三節 美術
一 美術団体の諸相
全道美術協会の創立
道展の分裂と改組
新北海道美術協会
日本画
グループの結成
美術雑誌の創刊
二 美術館誕生
展覧会場の不足
北海道美術館建設期成会
美術館建設運動
行政の動き
北海道立美術館の開館
第四節 演劇
一 五條彰にみる終戦と戦後
五條彰
自由劇場
新演劇人協会と札幌演劇研究所
札幌演劇協会
二 戦後演劇の諸相
広がる演劇熱
職場演劇
大学演劇
放送劇団
高校演劇
三十年代の一般地域劇団
合同公演の推移
文化団体と連絡組織
四十年代の劇団
鑑賞組織の誕生
第五節 出版・マスコミ
一 出版社の興隆と衰退
GHQの検閲
出版社の疎開
講談社と青磁社
地元出版社の活動
北海道出版文化祭
二 新聞
占領下の新聞政策
『新北海』の創刊
『北海タイムス』の創刊
読売・朝日・毎日新聞社の札幌進出
三 テレビジョン放送の開始
民間放送の登場
北海道放送(HBC)の設立と開局
ラジオからテレビへ
四 映画
終戦直後の状況
映画館ブーム
映画サークル
第六節 文化行政・団体と文化財
一 文化行政・文化団体
さっぽろ市民劇場と市民文化祭
文化賞の制定
北海道の文化振興
相次ぐ文化団体の誕生
北海道文化団体協議会
札幌文化団体協議会
二 文化財の指定と保護
天然記念物―藻岩山・円山
豊平館と札幌郵便局
市文化財と清華亭
重要文化財の指定
第十章 戦後の宗教
第一節 国家神道の解体と神社
一 国家の神社から宗教法人への転換
神道指令
宗教法人令による神社
敗戦直後の祭典風景
二 「国民大衆の神社」への模索
氏子組織の再編
境内地の確保
氏子崇敬者の生活にねざす祭祀
札幌護国神社から札幌彰徳神社へ
三 講和条約発効後の神社神道
宗教法人法による神社
賑わう昭和三十年代の祭り
札幌神社から北海道神宮へ
第二節 戦後の寺院と仏教
一 寺院の増加
市内の寺院数
豊平町の寺院増加
寺院数の推移
二 仏教界と仏教団体の活動
戦没者追悼と慰霊
平和塔の建立
仏教団体の活動
三 寺院の動向
大谷派と東本願寺札幌別院の活動
現如と開教百年
諸寺院の動向
平和の滝と盤渓の奥の院
第三節 キリスト教の復興と戦後の宣教
一 戦後の復興と再編
敗戦を解放として
戦後伝道とアメリカの影響
敗戦直後札幌の諸教会
教会の再編
二 キリスト教活動の拡張
活動の再開
占領期の活況
各層への浸透
三 変容する社会の中で
諸教派の戦後進出
開拓伝道地としての札幌
教会と社会
広がりの中で
第四節 戦後の新宗教
一 宗教の自由化と新宗教
新教団の進出
PL教団・生長の家・八大龍王大自然愛信教団
創価学会
立正佼成会
二 教派神道系の変化
教会数の増加
天理教
第五節 近代の民間信仰
一 馬頭観世音碑と馬頭観世音信仰
馬頭観世音碑
馬頭観世音信仰
二 地神碑と地神信仰
地神碑
地神信仰
三 山神碑と山神信仰
山神碑
円山の山神碑
四 庚申信仰と竜神信仰
庚申信仰
竜神信仰
図版・写真・表組一覧
刊行の趣旨(昭和五十六年九月十八日)
編集後記
◇執筆担当 章・節一覧
◇巻構成(*は既刊)
[奥付]