昭和二十六年(一九五一)十二月十四日札幌市と小樽市が提携して両市の近接地域の産業経済の振興をはかることを目的として、札樽経済協議会が発足した(昭26事務)。この協議会では主に両地域周辺の産業立地問題の調査研究を行い、二十九年には大部な『札樽地区工業地帯調査報告書』の作成、三十一年『札幌市工業の展望と工業適地』作成などを行って、多くの提言を行った。その後構成メンバーに、手稲町、石狩町、江別市などを加え、三十六年には『札樽地方総合計画』を策定し、国の所得倍増計画、道の第二期総合開発計画に関連づけて構想された(道新 昭36・9・19)。その後も札樽バイパスを提言するなど活動を続けた(道新 昭39・4・5夕、昭34、35事務)。