電話については、やはり人口急増に合わせて急増したが、設備が追いつかず設置の申請をしてもなかなか設置されなかった。そのため三十二年八月の札幌電話局の開設をはじめ、三十七年東、北、四十年丘珠、清田、南、真駒内など電話局を開設して対応した(道新 昭32・7・24、37・5・12、10・2、40・9・3、10・16夕)。しかし施設増設以上の設置申請があり、四十三年新規申込数は一万八四六〇件で、申請後設置されない未設電話数を示す積滞数は二万一二六六件、四十六年には新規四万七六七件に対し積滞数二万四二二四件となっている(昭46、47統計書)。いまだ二万件余の未設があった。加入電話の増加の様子は、表16のようになっている。