札幌における手形交換高について前掲表20によれば、金額は四十年の一兆八九四〇億円から四十七年の六兆二三七九億円へと約三・三倍に増加している。不渡り率は〇・〇四六パーセントから次第に低下して〇・〇〇八パーセントとなっている。また全国に占める割合は一・三パーセントから漸増して一・五パーセントとなっている。
次にこの間の証券取引の状況について前掲表21でみることにしよう。株数では四十年の五四六四万株から四十七年の一億三七九六万株へと約二・五倍、代金では五二億六八〇〇万円から二七一億九二〇〇万円へと約五・二倍それぞれ増加し、ドルショック等があったとはいえ、証券恐慌後の飛躍ぶりを示している。とはいえ札証の一年分は東京証券取引所の一日分にもおよばず、規模はきわめて小さい。