前掲表24によれば、預金は四十年の全道七一億三〇〇〇万円、札幌一二億六〇〇〇万円から四十七年には全道二六一億四〇〇〇万円(三・七倍)、札幌六二億八〇〇〇万円(五・〇倍)に増えている。同様に貸付金は全道五一億四〇〇〇万円、札幌一四億六〇〇〇万円から全道二三七億六〇〇〇万円(四・六倍)、札幌八四億五〇〇〇万円(五・八倍)へと増大した。全道に対する札幌の割合をみると、資金を全道から集め、札幌で運用するという基本的パターンは変わっていないが、預金が一七・七パーセントから二四・〇パーセントへ、貸付金が二八・四パーセントから三五・六パーセントへ、それぞれ拡大しており、札幌の重要性がますます増している。