表-9 札幌市の適用法規別労働組合,組合員数及び全道に占める割合 |
(各年6月末現在) |
種別 年次 | 労働組合総数 及び組合員総数 | 法規別労働組合及び組合員数 | 全道の単位労働組合員総数 | 全道に占める組合員数比率 | ||||
労働組合法 | 公労法・地公法等 | |||||||
組合数 | 組合員数 | 組合数 | 組合員数 | 組合数 | 組合員数 | |||
昭28 | 373 | 46,056 | 240 | 21,061 | 133 | 24,995 | 363,477 | 12.1% |
30 | 428 | 51,516 | 273 | 22,604 | 155 | 28,912 | 362,369 | 14.2 |
32 | 486 | 58,085 | 320 | 27,284 | 166 | 30,801 | 386,628 | 15.0 |
34 | 513 | 62,659 | 343 | 32,287 | 170 | 30,372 | 424,467 | 14.8 |
36 | 551 | 71,734 | 371 | 34,612 | 180 | 37,122 | 443,204 | 16.2 |
※38 | 675 | 91,557 | 473 | 49,195 | 202 | 42,362 | 468,995 | 22.4 |
※40 | 736 | 105,637 | 528 | 61,108 | 208 | 44,529 | 492,422 | 21.5 |
※42 | 802 | 111,065 | 592 | 64,762 | 210 | 46,303 | 501,066 | 22.2 |
※44 | 929 | 128,456 | 705 | 81,591 | 224 | 46,865 | 531,156 | 24.2 |
46 | 917 | 130,350 | 681 | 83,913 | 236 | 46,437 | 519,040 | 25.1 |
48 | 983 | 140,427 | 762 | 91,889 | 221 | 48,538 | 505,467 | 27.8 |
『札幌市統計書』(原資料出所は石狩支庁労政課)及び『北海道労働組合名鑑』より作成。 | |
1. | ※の組合及び組合員数値は石狩支庁管内。<公労法・地公法等>には,公共企業体労働関係法,国家公務員法,地方公務員法及び地方公営企業労働関係法の各適用組合が含まれる。 |
2. | 昭和30年3月札幌村・篠路村・琴似町を,同36年5月豊平町を,同42年3月手稲町を合併。 |
昭和二十八年当時の一〇社(二一四台・従業員四七一人)から四十二年に四八社にまで激増したハイタク関係では、この間に第一小型ハイヤーに続いて団交権問題をめぐってまこと交通争議(昭38)や、不当労働行為に伴う荏原札幌交通争議(昭40)などが発生し、その後も組織介入や団交拒否、第二組合との待遇格差問題などをめぐる激しい紛争議が逐年増加した。三十八年、更生会社として再建中の花月堂で旧経営者による再建妨害事件が発生し、中江病院では組合活動家解雇問題が起こった。翌年以降も、札幌一般労組加入の印刷所組合員脱退勧誘や、病院書記長解雇、電気商会組合員解雇、プラスチック工場の団交拒否や組合脱退勧告、洋服工場委員長の解雇問題など、合同労組での紛争議が続発した。教育・保育関係の紛争も多発し、札幌保育労組加入組合員の幼稚園・保育園などで、賃上げ・退職金要求等に対する経営者の団交拒否、組合員解雇や組織介入などがあいつぎ、四十一年と四十三年には私立学校教組加入の女子高校や工業高校でも団交拒否問題が発生した。千秋庵では四十三年、組合の食品労連加入に反対する会社側との賃金交渉が長期化したが、四十四年にも、会社側の上部団体との交渉拒否や第二組合誘導などに反発した労組のゼッケン・リボン戦術に対して、会社側が出勤停止や減給を発表するなどで紛糾した。道地労委斡旋でいったん和解したが、翌年女子執行委員の配転命令で再燃し、道地労委の救済命令で解決をみるのは四十六年になってからであった(資料北海道労働運動史 昭38-42、43-47ほか)。