札響が外国から迎えた共演者としては、荒谷時代には、バイオリンのリカルド・オドノポゾフ(昭和三十八年五月)を手始めに、フルートのミシェル・デボストとハープのベルナール・ギャレ(三十九年五月)、ワルツ王の一族で指揮者のエドゥアルト・シュトラウス(同年七月)、フルートのジャン・ピエール・ランパル(四十年十月)、バイオリンのヨゼフ・スーク(四十二年十一月)らがいる。シュバルツ時代に入ってからもピアノのマルタ・アルゲリッチ(四十五年一月)、ネルソン・フレイレ(四十六年三月)、オーボエのハインツ・ホリガー(四十五年二月)といった世界第一級の奏者たちが来演し、顔触れは、豪華に、また多彩になっていった。