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演奏家の輩出

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 レベルの向上に伴い、札幌に生まれたり育ったりした人の中から国際的に活躍する演奏家も生まれてきた。
 ピアノでは小川京子が昭和三十一年に音楽コンクール第二位となり、遠藤郁子は三十七年に音楽コンクール第二位、四十年にショパンコンクールで評論家特別銀賞、四十五年にもショパンコンクールで八位となった。中谷美代子は三十七年に音楽コンクール第三位、三上桂子は四十年に桐朋女子高校三年生で音楽コンクール第一位を獲得した。
 声楽ではバリトンの木村俊光が四十二年の音楽コンクール優勝、四十六年のミュンヘンコンクール第二位(一位なし)など多くの受賞を重ね、四十四年から西ドイツ(当時)・デュッセルドルフのライン歌劇場専属歌手となった。