今回の市議選は、前回に比べて四名多い六四名の定数に対して九四名が立候補した。区ごとの定数は中央区一二、北区八、東区一〇、白石区一一、豊平区九、南区五、西区九であった。結果は自民二六、社会一六、公明九、共産五、無所属八で、前回に比べて自民が七議席増で大勝し、他は社会、公明がそれぞれ一増、共産一減であった。
選挙後の会派結成において、無所属議員(全員保守系)は自民党二名を加えて新政クラブ(一〇名)を結成した。自由民主党議員会二四名と合わせて与党は三四名となり、過半数を確保した。社会、共産両党の合計議席数は二一で、これに公明党を合わせても三〇議席にしかならず、板垣市長の市議会運営は前期に比べて安定的になると予想された。