ビューア該当ページ

五十年道知事選と道議選

40 ~ 40 / 1053ページ
 同時に実施された道知事選では、自民・民社推薦の現職堂垣内尚弘と社会・共産推薦、公明支持の前旭川市長五十嵐広三が立候補した。前回と同様、社共共闘が成立したが、結果は堂垣内一六二万八八三八票、五十嵐一三二万四一九七票で、堂垣内が三〇万票の差をつけて当選した。札幌市での両候補の得票は、堂垣内三六万二一一四票、五十嵐二七万一四二三票で、今回は保守候補が九万票以上の差をつけた。
 道議選(定数一〇五)の結果は自民五七、社会二七、公明六、共産二、民社一、無所属一二で、自民三増、公明四増、社会九減、共産二減となり、革新勢力は大きく減少した。今回から区ごとに選挙を行うこととなった札幌市の道議定数は、前回よりも二名増えて一八名であった。区ごとの定数は中央区四、北区二、東区三、白石区三、豊平区三、南区一、西区二、であった。札幌市においても自民党は一〇議席を獲得し、前回の六議席から躍進した。社会六、公明二で前回と変わらず、共産党は区割り選挙の影響で議席を失った。