平成七年の市長選は、自民・社会・公明・新進・さきがけ・自由連合推薦の桂信雄と、六年の国保料引き下げ直接請求運動の中心メンバーで共産推薦の石川一美(新日本婦人の会道本部副会長)が立った。四月十日の選挙の結果は、桂六三万八九〇五票、石川一四万六一一六票で、桂が再選された。桂は八一パーセントという高い得票率で勝利したが、投票率は六一・〇パーセントと戦後最低を記録した(道新 平7・4・10)。
同時に実施された市議会議員選挙は定数六九名に対して八七名が立候補した。結果は自民二九(うち無所属推薦五)、社会一五(うち同二)、公明一一、共産七、市民ネット三、新進二(うち同一)、無所属二であった。社会は公認六名を落とし二議席減、共産は二議席減で議案提出権を失った。新進党が初めて議席を獲得したが、その二名は民社の現職および元市議であった。無所属は保守系一名、民社系一名であった。女性議員が八名と過去最高となり、一七名の新人が当選した。