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オンブズマン制度の導入

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 平成二年に川崎市でわが国最初の本格的なオンブズマン制度が導入された。札幌市では桂市長が十一年市長選でオンブズマン制度の導入を公約に掲げた。
 共産党は同年七月市議会第一回臨時会に介護福祉オンブズパーソン条例案を、十二月第四回定例会に福祉オンブズマン条例案を提出したが、いずれも賛成少数で否決された。しかし、市理事と市議会の大勢もオンブズマン制度の導入に異論はなく、十二年第四回定例会に市からオンブズマン条例案が提案され、十二月十二日に可決された(二十期小史)。オンブズマンには、札幌地方裁判所民事調停委員長井敬子、弁護士廣岡得一郎、北大名誉教授三谷鉄夫の三名が任命され、十三年三月一日にオンブズマン制度がスタートした。