四月十三日に実施された市議選では、自民二五、民主一四、公明一一、共産八、市民ネット三、無所属七という結果であった。自民党は「第一議員会」(二〇議席)と「第二議員会」(五議席)を編成した他、民主党に無所属一名が加わった「民主党・市民の会議員会」(一五議席)、無所属現職三名による市政改革クラブが結成され、公明、共産、市民ネット、新政クラブ(旧民社系、三議席)と合わせて八会派が生まれた。民主・市民の会、市民ネット、新政クラブは合計二一議席で、上田市政の与党は少数ではあったが、他会派は是々非々の立場で臨むと述べた(道新 平15・6・10)。
九名の候補が乱立した道知事選では、自民・保守新党推薦、公明支持の高橋はるみ(前北海道経済産業局長)が、民主・自由・社民推薦の鉢呂善雄(前民主党衆院議員、北海道第八区)、前副知事の磯田憲一、弁護士の伊東秀子などを破り、当選した。得票は高橋七九万八三一七票、鉢呂七三万六二三一票、磯田四二万八五四八票、伊東三七万一一二六票であった(以下省略)。
道議選(定数一一〇)は、自民系五三、民主系三二、公明六、共産四、その他一五で、自民は過半数に届かなかった。札幌市では自民一三、民主九、公明二、共産一、無所属三(民主・社民推薦一、その他二)で、自民一減、民主、公明各一増、共産二減であった。