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さっぽろ花と緑の博覧会

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 「全国都市緑化札幌フェア('86さっぽろ花と緑の博覧会)」は、昭和六十一年に「人と自然―そのすばらしい関係―」をテーマに行われた。この博覧会は建設省の提唱により五十八年から都道府県または政令指定都市が、財団法人都市緑化基金と共催で行うもので札幌フェアは第四回目であった。札幌市では五十七年二月に緑の基本計画を策定するなど、緑(自然)の保全と都市緑化の推進をめざしており、札幌フェアの誘致もこの施策にそったものである。札幌市は五十九年十月に準備室を設置し基本計画の策定、六十年四月十九日には実行委員会が設立されていた。
 さっぽろ花と緑の博覧会の会場となった百合が原公園は、世界各種のユリを植栽した百合園が、五十七年七月十三日に開園し、公園も翌五十八年七月十五日に開園していた。公園会場内に花のオリンピック広場、花と緑の広場、世界の百合の広場、世界の庭園などの施設を設けたほか、パビリオンがたつ花と科学の広場が設営され、リリートレインが運行されていた。会期は六月二十八日~八月三十一日であり、一四七万六四九三人の入場者をみていた。

写真-15 さっぽろ花と緑の博覧会