一方、シルバーサービス事業を運用する上でのシステム開発も進んだ。平成六年十二月富士通北海道システムエンジニアリングは老人保健施設専用に、施設利用者の行動状況をはじめ、利用料や療養費等を管理するソフト「快護士WIN」を開発していた(道新 平6・12・18)。また九年十月には北海道電子計算センターが自治体の在宅介護支援センターの業務を省力化するために、在宅介護システムの管理ソフト「スマイル21」を開発し(道新 平9・10・7)、同年十二月このシステムのオンラインサービスを開始した(道新 平9・12・10)。
十一年七月二十八日には、NC情報処理を代表とする道内のコンピュータソフト開発会社九社が、コンピュータを使った介護情報の共有化を図ろうと、「北海道介護支援ネットワーク協議会」を設立するとともに、介護保険の施行に向けて、新たなシステム開発にも乗りだすと新聞は報じた(道新 平11・7・27)。