道教委は、平成十五年三月、「道立高等学校通学区域改善検討会議」(十四年四月設置)から『今後の望ましい通学区域の在り方について』の答申をうけ、具体的な検討を行い、同年九月、改善案を公表した。その骨子は、①全日制課程普通科の通学区域を二六学区とする、②学区外からの就学は、(ア)石狩管内以外から石狩第一~八学区への就学は入学定員の五パーセントまで認める、(イ)その他の学区への就学は入学定員の一〇パーセントまで認める、(ウ)全ての学区において三間口(第一学年の学級数)以下の高校への就学は入学定員の五〇パーセントまで認める、(エ)石狩第一~八学区間で入学定員の二〇パーセントまで認める、などというものであり、十七年度入試から実施するとしている(道教委 道立高等学校通学区域改善案)。札幌圏の通学区域は現行どおりで、学区外入学枠がやや広がっている。