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第7回配本にあたって

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[桂 信雄]

札幌市長 桂  信 雄
 
 ここに、『新札幌市史』第8巻Ⅰ「統計編」を刊行いたします。
 本巻は史料編の第3冊目として、明治以降の札幌を様々な統計数字を用いて、体系的に一望できるように描いたものであります。これまでに刊行された、札幌に関する4度の歴史書編纂事業では「統計編」は編まれず、今回の刊行が初めてのものとなります。
 統計は、社会の現状を知り、将来を展望するために不可欠な資料の一つであり、行政の政策立案等に貴重な情報を与えてくれます。
 本統計編では、行政に関係の深い「人口」や「財政」などの分野、さらに市民の生活や活動を示す産業・経済や文化・社会といった様々な分野の実態を示す統計表を作成いたしました。
 これによって、本市に関する明治以降の統計資料を整理した本巻は、本市の歴史をまた異なった視点から分析し、将来を考える上での一助となると信じています。
 市民の皆様には、この統計編によって再び札幌の発展のすがたを知る手だてとして広くご活用いただけるものと思います。
 この巻の刊行にあたり、数多くの困難な調査や貴重な資料の提供にご協力くださった方々に対し、心から感謝申し上げます。
 
平成12年2月