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凡例 明治以前

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1.明治以前年表は,文献史料でイシカリ・サッポロが歴史上あらわれる17世紀を起点としつつ,概ね北海道史上で重要なポイントとなる15世紀中頃から明治以前を取り扱った。
 
2.『新札幌市史』第一巻通史一を基礎に,これに出典を付し,さらに補訂をはかることを目標とした。
 
3.明治以前では,政治行政・産業経済・社会生活・教育文化等の事項に分類するのが困難な項目が多いこと,また,史料上の制約から事項間の均衡のとれた採録が困難であること等が予想されるので,事項別採録はしなかった。
 
4.紙面の制約上,札幌市史に密接に関連する北海道史の基本事項は採録に努めたが,国内等の事項は,特に主要な事項に限定した。
 
5.年代・月日の表記は日本の年号・陰暦を用い,月の確定できなかった項目は「この年」でまとめた。
 
6.閏月は,「閏5.4」のように月日の冒頭に付した。明治5年12月3日の改暦まで(陰暦では,平年を354日と定めていることから,季節と暦月とを調節し適当な割合で1年を13カ月とすることで生ずる月を言う)。
 
7.出典は,項目の末尾に数字で示し,「出典の一覧表」によって検索できるようにした。この場合,収録・所蔵先も出来る限り記すことに努めた。
 
8.出典は,一項目を数種の文献を総合して作成した場合,あるいは類似した数種の文献がある場合などには,出来うる限り出典として採択する方針を採った。なお,確定した年月日と異なった年月日を記している文献も出典として採録している。
 
9.地名は漢字もしくはカタカナ書きとし,同一地名であっても統一しなかった。
(例)イシカリ・石狩,サッポロ・札幌等。なお史料引用の場合は,「 」でくくった。
 
10.アイヌ民族に関する表記は,明治以前はアイヌで通した。