八ッ山

408 ~ 408

品川宿の最北端、ちょうど江戸に接するところにある丘陵を八ッ山という。また大日山ともいった。なぜ八ッ山という地名が生まれたかはわからないが、『江戸砂子』には、昔この場所に出洲が八つあったところからの名だと説明している。昔はここに高さ二丈余のがけがあったが、段々と崩れてきたので普請用の土などに用いられ、一部が平地になってしまったといわれている。