品川町
品川町は人口増大期が大正前期であり、この時期にはすでに人口・住宅ともに全体としてほぼ飽和の状態に達していたので、小学校の新設は、北西部の大崎町の境に、昭和四年御殿山小学校が設けられたのみである。御殿山尋常小学校は約二、五〇〇坪の敷地をもち、昭和四年六月、品川・東海の両小学校から二九〇名の生徒を転校させ、四九〇人、九学級で授業が開始された。
第112図 御殿山小学校(昭和7年ごろ)