居木(いるき)橋村

115 ~ 115

品川宿の西にある。家数は三八軒。田と畑と半々であるが、砂まじりで瘠地であった。村の東北を目黒川が流れ、これに架かった橋を居木橋といい、この橋の名から村名がついたともいう。

 鎮守は五社明神社で、雉子(きじ)大明神・貴船明神・春日明神・子権現(ねのごんげん)・稲荷明神を祀る。その東に天台宗の観音寺があった。


第47図 居木橋道標