例言

一 本目録は、富山県高岡市伏木に所在する浄土真宗本願寺派雲龍山勝興寺の絵画目録(一部書跡も含まれる)である。
一 全体を宗教部と世俗部に二分し、その中で詳細な目録を付した。
一 目録記載は、分類番号・表題・年代・数量・品質・形態・法量とした。法量の単位はセンチメートルとした。
一 収蔵されている箱については有無、もしくは形状を記載し、箱書があれば「 」にその記載内容を記した。
一 裏書については、「写真図版」、もしくは翻刻を記載した。
一 備考はその他の特記事項を記した。
一 勝興寺の歴代住職の代数については、土山御坊開創以後の住職代数に佐渡の殊勝誓願興行寺時代の代数五を加えて記した。
一 Ⅱ-五には、絵画のほかに書跡も含めた。書跡については、絵画ではないが、同じ掛物として、また今後の研究材料に供にするために収録した。
一 順列については、形態・制作年代においての分類とした。但し、書跡の順列については『書画備考』(朝岡興禎著)に従った。
一 表記は新字に統一した。但し、上書等の旧字・異体字については原則その通りに表記した。
一 整理番号は平成十七年本坊整理時の調査番号を記した。勝興寺資料調査票・什物リスト・資料に貼付した番号はこれに対応する。
一 本書の編集は、富山県立大学原口志津子教授の協力、監修のもと、(財)勝興寺文化財保存・活用事業団が行った。総括及び調査事務は専務理事 笹島千恵子が行い、調査補助は金守智子・田所和佳が行った。
一 本書の作成にあたり、次の方々や関係機関にご協力を賜った。ここに記して謝意を表したい。
  特に、富山県立大学教授原口志津子先生には、調査のみならず、本書の監修及び「勝興寺の絵画」の玉稿も賜り、厚くお礼申し上げたい。
    勝興寺、富山県教育委員会、高岡市教育委員会、勝興寺文書研究会、田中工匠
    土山照慎、賀古唯義、田中健太郎、木越祐馨、仁ヶ竹亮介、栗山雅夫、平木克幸(敬称略・順不同)