Ⅲ 典拠資料の記載形式

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 各項目にそれぞれの典拠資料を示した.すなわち各項目の末尾に付した数字が典拠資料の記号である.項目末尾の記号を巻末の<典拠資料>より検索すれば,該当資料を探し出せるわけである.
 二つの例で示すことにする.(1)は典拠資料が一つの場合,(2)は二つ以上ある場合である.
 (例) (1)1830年(天保1)
   8.25〔7.18〕小倉藩,石炭採掘に関しこれまでよりもきびしい規制措置を講じ,出願許可制を採用.569
 
   巻末の<典拠資料>で569をひくと.≪六角家文書≫を出典としたことかわかる.
 
    (2)1934年(昭和9)
   4.23 明治平山第一坑,局部扇風機のケーブルがスパーク,ガスに引火しガス炭塵爆発.死者12人,負傷者7人.日本石炭坑夫組合,犠牲者に充分な手当と遺族に誠意ある処置,事故再発を防ぐ万全の策を講ずることなどの勧告文を発する.
214,218,480,776
   巻末の<典拠資料>から,214が≪社史≫(明治鉱業株式会社),218が≪重大災害事変誌≫(≪日本鉱山協会資料≫第75緝),480が≪本邦鉱業ノ趨勢≫,776が≪日本労働総同盟日本石炭坑夫組合第五回大会報書≫(昭和十年度)を出典としたことがわかる.
 なお,書籍・新聞・雑誌の刊行の場合で,とくに出典番号を記載していないものは原典そのものを照合したことを意味する.