【関連地域】田川市
真言宗御室派 心願山平等寺は別名三井寺と呼ばれています。三井田川鉱業所があったころは従業員信者のために金仏様がまつられる炭鉱の寺院でした。
風鈴まつり
はじめは、数個の風鈴から始まった飾り付けは、近年数が増え続け、今日では約一万個になっています。秋には風車約八千個が境内を彩ります。(十一月中旬~十二月中旬)
テレビなどマスコミで報道され参拝客も増えています。
毎年五月下旬~九月三〇日までの期間、飾りつけます。参拝者が願い事をしたためることができます。
開運まつり 健康祈願 護摩焚き
例年二月の第二日曜日に行われています。
金仏様
寺伝によれば、三井寺から墓地までの参道には、大きさ約七六cmの青銅の菩薩像である金仏さんが配置され、「参詣者の道しるべともなっていた」とのことです。大正十一(一九二二)年頃には三井田川の八十八箇所の札所が坑夫からの願いにより設置されました。参道にずらりと並んでいた金仏様も戦時中の金属供出で一個だけになり、本堂で大切にお守りされています。
(加治泰幸)