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(一)地形の概要

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 関東地方の北部にある栃木県は、2図に示すように東部および西部の山地と、中央部の平地とに大別される。
 東部には八溝山地が北から南に連なり、福島県や茨城県との境界をなしている。
 西部の山地は、県の北部から西部にかけて福島・群馬の両県との県境にわたる地域に広く分布している。さらにこの山地は、北部の帝釈山を主峰とする下野山地と南部の足尾山地とに分けられ、その中には那須火山帯に属する那須・高原・日光の三つの火山群がある。
 県の中央部には南北方向に平地部が分布し、北から那須火山の東南麓に発達する高久丘陵、那珂川以南の那須野ヶ原、高原火山の東南麓から喜連川さらに益子にかけて分布している喜連川丘陵、そして県中南部の鬼怒川流域には台地・低地が分布し、その南部は関東平野の一部となっている。
 高根沢町はこの中央平地部のほぼ中心に位置し、3図に示すように、丘陵、台地、沖積低地が発達している。
 

2図 栃木県地形区分図(『栃木県市』通史編1より)

 

3図 栃木県中南部の地形区分図(『小山市史』通史編から)