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〔地質の概要〕

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 町内の地層の分布を見ると、国道四号線の鬼怒川鉄橋の下の川底には、町内では最も古い第三紀時代の泥岩が観察でき、また、喜連川丘陵の最下部には第四紀洪積世の境林礫層が見られる。五行川低地・鬼怒川低地を除くすべての地域は関東ローム層で覆われている。
 喜連川丘陵と宝積寺台地を除いては平坦地が多く、地層を直接観察することはできないが、ボーリング調査によって厚さ一,五〇〇メートルをこえる堆積岩が地下深く堆積していることが確認されている。
 これらの諸資料をもとに、高根沢町に分布している地層の堆積した順序や、火山灰である関東ローム層を噴出した火山との関係等をまとめると2表のようになる。

11図 高根沢町の地形区分・模式断面図(史料編Ⅰ.5~6頁)


2表 高根沢町の地層および関東ローム層と地形面、給源火山