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今市軽石層

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 いわゆる「今市土」とも呼ばれている黄かっ色の軽石層で、水分を含むと濃い赤かっ色を示している。粒の直径は一~三センチの風化の進んだ軽石と少量の安山岩の角礫などからできており、上位の地層の七本桜軽石層より風化が進んでいる。層の厚さは二〇~三〇センチで、場所によっては一メートルに達している所がある。
 七本桜軽石層・今市軽石層を噴出した火山は日光の男体山と推定され、その噴火は今からおよそ一万年ないし一万二,〇〇〇年前に起こったものと推定されている。
 

13図 れき層にのる田原ローム層(上柏崎)