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目次
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第一編 自然
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第一章 高根沢町の自然
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第二節 地質
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二 関東ローム層
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(四)根本ローム層
〔根本ローム層〕
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このローム層は喜連川丘陵の地域にのみ見られ、地層の厚さ約一〇メートルの粘土化の進んだローム層である。地層の堆積順序などから宇都宮丘陵の戸祭ローム層に対比されるものと考えられる。
最上部のロームの部分には風化の進んだ黒色帯があり、亀裂が発達している。
中間部には厚さ六〇センチと二メートルの二枚の黒色帯があり、粘土化が進んでいる。この黒色帯を乾燥させると、表面に白色の粘土鉱物が付着するのが見られる。
下部のローム層はいっそう粘土化が進んでいるのが観察できる。