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〔第三紀泥岩〕

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 町内で見られる最も古い地層は、新第三紀中新世の塩谷層群に属する泥岩で、本町を含む周辺市町村の基盤を構成している。町内では、国道四号線石神の鬼怒川にかかる橋の下の川底に小規模に分布しているのが観察できる。元気あっぷむらでは、深さ約一四五メートル付近からこの地層になって一,〇〇〇メートルの深さまで続き、さらに火山灰質の粘土が一,五〇〇メートル以上の深さまであることが確認されている。旧中央小学校跡地(太田地内)でも深さ一六〇メートルからこの泥岩層になっている。
 高根沢町の周辺の地域では、宇都宮市の八幡山付近、矢板市大槻の荒川左岸、南那須町の大金付近には大規模に露出し直接観察することができる。各地域の地質柱状図は17図に示したとおりである。
 

17図 地質柱状図