ビューア該当ページ

(一)喜連川丘陵

29 ~ 29 / 899ページ
 境林礫層を堆積した湖は、隆起運動によって陸地化し、同時に湖水は古い東京湾の方向に流れ出してしだいに氾濫原となり河川の働きによる礫層が堆積した。
 その頃、周辺火山の爆発に伴う火山灰(根本ローム層)が降下してこの礫層の上に堆積した。しかしその一部は川の流れによる浸食によって削り取られて流されてしまい、残った部分が喜連川丘陵の土台となった。