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御神木欅

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37図 ケヤキ

 通称「白髭神社のけやき」と呼ばれ、国道四号線新鬼怒川橋東端より約八〇〇メートルの地点、国道四号線と鬼怒川との間にある。白髭神社の御神木として昔から大切にされてきたケヤキで樹高約三三メートル。根回り九・五メートル。枝張りよく北西ヘ一八メートル。南へ一九メートル。東へ一七メートル。西へ一六メートルと広がる。根は八方に広がり発達していて板根状に隆起していてその古さが感じられる。表皮が鱗片状に剥がれ美しい皮目の模様をみせている。樹は御神木らしい荘厳さを醸しだしている。同境内の拝殿と本殿の間にも対になった二本のケヤキがあり胸高直径一・五メートル。樹高約三〇メートル。この三本で社を覆っている。推定樹令三〇〇年とも三五〇年とも伝えられる。昭和五六年二月一日。高根沢町指定文化財第一〇号(天然記念物)。