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目次
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第四編 近世
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第一章 高根沢の近世
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第二節 近世高根沢の村々
栗ケ島村
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上高根沢村の東の五行川流域に位置する。当初は宇都宮藩領であったが、一橋領の成立でその領知となり、文政十年(一八二七)の一橋領縮小とともに上知され、幕府代官支配の天領として明治に至っている。
石高は、三百八十四石五斗二升三合、うち田三百十三石余、畑七十一石余(慶安郷帳)、五百八十一石三斗三升八合(元禄郷帳)、六百五石三升二合(天保郷帳)であった。家数は天保期で二十八軒であった。村内には、近世中期に起源をもつ天台宗光見寺と神明社がある。