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長期振興計画と社会教育

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 町では昭和五一年度より長期振興計画の基本構想を決め、「明るく創造性豊かな生活環境の実現」をはかるための理想像をかかげ、その実現を図ることにした。この中で心の豊かさと連帯感あふれる人づくりのために町民だれもが家庭・学校・職場などでいつでも教育をうけ、学習できるよう生涯教育を充実させることにした。具体的に五五年より「町民広場」の建設に入り、五六年八月二九日に農業者トレーニングセンターの竣工式をみた。さらに文化活動の拠点として「農村環境改善センター」が五八年七月八日にオープンし、和室、調理実習室、図書室などの綜合施設が完成、続いて一〇月八日には町民ホールが完成した。ホールは三階建で中は一階はステージ、二階は大ホール、三階は映写室と文化活動の中核的機能をもつ施設が住民の利用に供せられるようになった。
 平成という新たな段階に入って新たに光陽台に「仮称宝積寺地区コミュニティセンター」が完成し地域づくりの活動が期待されるようになった。また東町南地区地内にも「宝積寺第四集会所」の建設がはじまるといったようにコミュニティ活動の拠点が次々に建設されていった。やがて従来の改善センター図書室では住民の利用に答えられず、新たな「図書館公民館」の完成を願っていたが、平成三年一二月六日、町の生涯教育の拠点として開館記念式典をあげ、町民の大きな期待が寄せられた。さらに平成六年一一月一二日には仁井田ふれあい広場内に町図書館仁井田分館が開館し図書、ビデオ、CDなどが貸し出しされた。平成六年五月二四日には「仁井田ふれあい広場」が完成し、高根沢勤労者体育センター、仁井田地区コミュニティセンター、高根沢町図書館仁井田分館のほか、ゲートボール場などが整備された。高根沢町では町内各地に住民がいつでも、どこでも利用できる施設が整備されるようになった。

図21 完成間近の町民広場(昭和58年11月)