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あとがき

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 高根沢町史編さん事業は、平成元年四月町制三〇周年記念事業の一環として進めてきており、事業開始以来一〇年の歳月が経過いたしました。その間、前監修者の徳田浩淳先生が逝去され、また、前町長の岡田幸雄氏が急逝されました。心から哀悼の意を表しますとともに、ここに、第四巻・通史編Ⅱ『近現代』が発刊の運びとなりましたことをご報告申しあげ、謹んでご冥福をお祈りいたします。
 このたび、通史編Ⅱ『近現代』が発刊できますことは、平成三年一〇月から監修をお引受けいただきました前作新大学教授・大町雅美先生の力強いご指導の賜物であります。ここに、心から厚くお礼申しあげます。
 本編は、史料編Ⅲ『近現代』を基礎といたしまして、明治維新から大正、昭和、平成に至る本町の百数十年の歴史の移り変わりを、各分野ごとにわかりやすく叙述したものであります。また、多くの写真・図表等を掲載し、親しみやすい表現で、どなたにも興味深くお読みいただけるよう工夫いたしました。
 町民の皆様が、本書を通じて近代の町が歩んだ歴史と多くの先人の喜びと悲しみ、功績の数々をご理解くださり、二一世紀を生きる心の糧としていただければ、町史編さんは真に有意義な事業となることと考えます。
 おわりに、発刊にあたり史・資料を快くご提供くださいました皆様及び執筆にあたられました近現代部会の諸先生方並びに町史編さん関係の方々の温かいご尽力に心から敬意を表し、感謝を申しあげます。
   平成一一年三月
                 町史編さん室長 小川典男