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 イモメシ(芋飯)は、糧飯の一種で、秋に収穫した里芋の小芋を半分に切り、米を炊く前に上にのせて炊いたもので、舌触りが滑らかでおいしかったという。サツマメシ(薩摩飯)は、薩摩芋の皮を剥き、二センチメートル角に切り、米の上にのせて炊いた。ダイコンメシ(大根飯)は炊き上がった飯の上に千切りにした大根をのせて、蒸気で蒸らすか、賽の目切りにして米と一緒に炊いた。クリメシ(栗飯)は、山栗の実を渋皮まで取り除き、米に混ぜて炊き上げた。