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目次
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第二章 着物・食べ物・住い
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第二節 食べ物
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一 普段の食事
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(三)副食
卵と肉
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卵は貴重品だった。卵は炒り卵や卵焼きにして弁当に入れたり、生卵を炊きたてのご飯にかけたり、茹でてコジハン(間食のこと)に食べたりした。肉は特別な時に鶏肉をそばの汁の実にして食べるくらいで、普段はあまり食べなかった。農家でニワトリを飼っている家もあったが、庭で米麦干しをする時など、ニワトリがいたずらをすると困るので飼わなかったという人もいた。