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目次
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第二章 着物・食べ物・住い
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第二節 食べ物
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三 調味料と嗜好品
砂糖
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砂糖は高価な調味料であり、貴重品であった。砂糖は酒屋などで購入した。ザラメは味がよく、玉砂糖は煮物の味付けなどに用いた。日常の料理には、サッカリンと砂糖を混ぜて使用したり、砂糖の代用品として、トウモロコシの茎や葉をつぶして出た汁を煮詰めたものが使われたりした。羊羹やおはぎ、饅頭など砂糖をたくさん使う料理は、ハレの日にしか作らなかった。