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目次
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第二章 着物・食べ物・住い
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第二節 食べ物
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五 食事の場と道具
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(一)食事の様子
食事の作法
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食事の場は、家長が中心であった。家長の飯を一番先に盛り、家長が箸をつけないうちは他の者も食事を始められなかった。飯を盛るのは嫁の役目で、家長の飯を先に盛り、麦飯でもなるべく米の多いところを盛った。食事は子供たちに行儀作法を教える場でもあった。