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胴突き

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 ドウズキ(胴突き)とは、土台石を置く所の地面をつき固めるもので、ジガタメ(地固め)ともいう。鬼怒川や五行川、あるいは井沼川などから採取してきた砂利を敷きその上からつき固めるもので、これには櫓を築いた中にシンボウ(心棒)を立て心棒に取りつけた数条の縄を引きこれを上げ下げしてつく方法と、タコドウズキと称し丸太に二本ないし四本のとってを取り付けこれを持って丸太を上げ下げしながらつき固める方法とがある。前者は大掛かりとなるもので、シゴトシ(仕事師)など専門家の指揮のもとに行う。
 ともあれ、胴突きには、多くの手間を要したものであり、組内の者や親戚の者などに手伝ってもらうのが普通であり、おおよそ一日の作業工程であった。
 胴突きが終ると、手伝ってもらった者に胴突き終りの祝い、あるいは清めとして酒、肴を振舞ったものでもある。