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飴屋

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 子どもたちに人気のあるものに飴とアイスキャンディーがあった。飴の行商としては、昭和一〇年頃まで「ピートロ飴」の愛称で親しまれていた飴屋が、村々を回っていた。秋の頃にやって来て、ラッパを鳴らしながら、水あめの缶を背負い、べっこう色の水飴を割り箸に絡めて売っていた。昭和のはじめ頃で一本一銭ほどであった。また、上太田では「飴屋トラさん」の名で親しまれていた飴屋がいた。