道路にはみ出した木の枝や道に生える草を刈取ったりするムラ仕事をコサギリとかコサガリという。木々や草が繁茂する真夏に行われる。各戸とも家長が原則参加で、ノコギリや草刈り鎌を持参した。
　なお、高根沢町内の主要道路が舗装される昭和五〇年頃になると、こうした道普請やコサギリは姿を消した。現在は、代って空き缶拾いなどがムラ仕事となった。