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氏神と鎮守社

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 一族すなわち氏を守護する神を氏神という。中世や近世に集落が開発されると、その中心となった草分けの一族が屋敷の近くに氏神を祭った。草分けの家がやがて戸数を増やして集落を形成すると、氏神は集落(組・坪)を守る神となっていった。一方で、村落を守護する神を鎮守といったので、氏神と鎮守とは同じ意味となった。なお、中世の高根沢町域は氏家の今宮神社が総鎮守とされた。