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第五章 信仰
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第一節 ムラの鎮守の由来
天満宮(中阿久津)
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天満宮は華蔵寺跡の境内に祭られており、中阿久津の東組で祭る。祭神は菅原道真である。祭日は旧暦一月二五日だったが、現在では三月第一日曜日に行う。昭和一〇年代までは日光や喜連川の人が行う素人歌舞伎を上演したが、現在は芝居の一座を呼んで上演している。歌舞伎は『菅原伝授手習鏡』の「寺子屋の段」が行われた。歌舞伎の舞台は組み立て式だったが、昭和四〇年頃に中阿久津公民館が建てられ、公民館の内部に舞台が作りつけとなった。その後平成一二年に中阿久津公民館が改築され、舞台も一新された。
図2 天満宮の祭り(中阿久津)
図3 菅原道真像(中阿久津 天満宮)
図4 天満宮の祭りの芝居(中阿久津)