ビューア該当ページ
目次
/
第五章 信仰
/
第二節 稲荷信仰と初午祭り
量山寺の豊川稲荷
320 ~ 320 / 766ページ
亀梨の曹洞宗量山寺の本堂には豊川稲荷が祭られている。明治八年・一三年に台新田(亀梨・上柏崎)に大火があった。そのため、火除け・厄除けと五穀豊穣のために愛知県豊川市にある曹洞宗妙厳寺の豊川稲荷を勧請した。豊川稲荷はダキニ天を祭っている。量山寺の入り口には昭和一一年に建てられた「三州豊川稲荷御分霊」の標柱石がある。祭りは二月初午に行ったが、昭和三〇年代に三月上旬に行うようになり、現在では三月第一日曜日に行っている。初午には芳賀町芳志戸の太々神楽が演じられ、厄払いが行われる。
図17 豊川稲荷の初午祭りでの神楽(亀梨 量山寺)
図18 豊川稲荷(亀梨 量山寺)
図19 豊川稲荷の神像(亀梨 量山寺)
図20 量山寺豊川稲荷のダキニ天の札