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目次
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第五章 信仰
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第六節 村の中のさまざまな神仏
桜観音
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桜観音は桑窪と南那須町の境で、南北に通る辰街道のそばにある。観音の傍らには桜の大木がある。昔、八幡太郎義家が奥州に行く途中に、この地で昼食を食べて使った箸を地面にさしたら根が出て桜の木になったという。また、那須与一がこの地に来たときに昼食を食べようとしたが、箸がないので桜の枝を箸にして食べ、桜の箸を逆さに地面にさしたら桜の木になったともいわれる。