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雨っぷり地蔵

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 宝積寺の御幸坂下にある。雨が降らないときには雨っぷり地蔵に雨乞いの願をかける。日照りが何日も続くときは、雨っぷり地蔵を運び出してそばの小川に入れ、雨が降るように祈った。雨っぷり地蔵をそのまま川の中に入れておくと、雨が降るという。すると地蔵をもとの場所に戻してだんごを供えて念仏をあげた。雨乞いは昭和二〇年ごろまで行われた。祭りの地蔵講は一月二四日・八月二四日に行われる。